建物・街は、人が主役である。そこで生活する人達に、使いやすく、住み心地の良い住環境を提案し、提供できる設計を常に心がけて参ります。
「環境との共生」がますます重要な課題となり、都市緑化・自然エネルギーの活用・省エネなどに配慮した建築設計の創意工夫が必要です。“より自然に近づく”をテーマに快適設計に努力して参ります。
総人口に占める高齢者の割合は、29.1%と過去最高となり、2045年には36.3%と推計され、高齢者人口の割合は世界で最も高い国となっています。(2023年現在)。こうした社会状況を考えると高齢者に対する医療施設、病院のあり方は、これまで以上に質が問われてきます。
これまでの治療重視型の医療から、健康・予防・ケアなどを網羅した多様な広がりを持つ医療への転換期の今、病院の施設がどうあるべきか。また、経営の相乗効果を上げるためにはどうするべきか。入院患者、通院患者の立場にもなり、設計の面からも真剣に考え、質を高めていかなければなりません。さらには設計のみならず、経営的視点からも追及し、病院施設の充実を提案できる体制を整えて参ります。
すべての建築物には人がかかわり、生活する。建築の目的は人の生命と財産を守るという責任の重い仕事です。その責任の重大さを感じながら、施主の皆様と意見を交わし、デザイン・コスト及び建築物の質・重要性等について問題提起をしながら、皆様に喜んでいただける設計を目指します。